ふるさと納税の限度額|年収500万〜1000万円の早見表と9年分の実額・マイル換算を人事9年目が公開
ふるさと納税の限度額は年収でいくらか、500万・700万・1,000万円の3帯で早見表にしました。あわせて入社1年目の15,000円から年12.6万円まで、9年分の実額の推移も公開します。限度額が動く5つの要素(配偶者控除・iDeCo・住宅ローン控除・医療費控除・保険料控除)と、同じ寄付額を何マイルに換算できるかまで、自分の年収に当てはめて確かめられます。
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「ふるさと納税の限度額って、自分の年収だと結局いくら?それをJALカード払いに切り替えると、何マイル貯まるんだろう?」
9年連続でふるさと納税を実施してきた人事企画9年目の私が、最初に出会いたかった情報がこれです。
結論からお伝えします。2026年7月17日から、JALふるさと納税での決済がJALカード特約店の対象になりました。ショッピングマイル・プレミアム(年会費4,950円でマイル還元率が2倍になる有料サービス。CLUB-Aゴールド以上は自動付帯)に入っていれば100円=2マイルで、これまでの2倍です。年収帯別の限度額をこの条件で払うと、貯まるマイルの目安は次のようになります。
- 年収500万円帯:限度額約6.1万円 → 約1,220マイル
- 年収700万円帯:限度額約10.8万円 → 約2,160マイル
- 年収1,000万円帯:限度額約18.0万円 → 約3,600マイル
ただし2倍になるのはJALふるさと納税で払った分だけです。同じJALカードでも、楽天ふるさと納税やふるさとチョイスでの決済は100円=1マイルのままで、上の数字の半分になります。寄附額が同じでも、どのサイトで決済するかでマイルが倍違う——これが今の状態です。
「どこかにマイル」(JAL会員向けに国内4空港の候補から1空港が確定する仕組みで、1名往復7,000マイルで交換できるサービス)と組み合わせると、年収700万円帯ならふるさと納税の決済だけで「どこかにマイル」1名分の約31%が毎年貯まる計算です。旅行1回分の3割を、寄附のついでに積み上げられることになります。
私は人事企画9年目の会社員で、9年連続でふるさと納税を実施してきました。妻と夫婦でJALカードSuica CLUB-A 2枚運用(JGC会員)、現在の世帯JALマイル累計は約15万マイル。私(夫)は2025年9月に長崎、妻は2026年4月に札幌へ、それぞれ「どこかにマイル」を使って単独旅行を実現してきました。
この記事では、
- 年収500万・700万・1,000万円帯の限度額×JALマイル早見表
- 家庭状況(配偶者控除・iDeCo・住宅ローン控除)による限度額の変動
- 私の9年実例(入社1年目の15,000円から最大12.6万円までのリアルな推移)
- 限度額を使い切る工夫(年末5,000円駆け込み返礼品の実例)
- 貯めたマイルの活用実例(夫婦で計3回の「どこかにマイル」)
- 返礼品の選び方(小分け・離乳食活用・調理簡便という選び方のコツ)
2つの記事の使い分け:この記事は「自分の年収だと限度額がいくらで、何マイル貯まるのか」を扱います。なぜJALカードなのか・どのカードをどう使うかから知りたい方は、JALカード2枚で年2万マイルを貯める、ふるさと納税の払い方の設計をご覧ください。
を、9年連続実施+人事企画9年目+JGC夫婦の3視点で公開します。
結論:年収別のふるさと納税限度額×JALマイル早見表
まず最も重要な早見表から。年収帯別のふるさと納税限度額と、JALふるさと納税をJALカードSuica CLUB-A(ショッピングマイル・プレミアム加入時、100円=2マイル)で決済した場合の獲得マイル目安を整理します。
| 年収(給与収入のみ) | 限度額(独身/共働き) | 限度額(配偶者控除あり) | JALマイル(独身/共働き) | JALマイル(配偶者控除あり) |
|---|---|---|---|---|
| 400万円 | 約42,000円 | 約33,000円 | 約840マイル | 約660マイル |
| 500万円 | 約61,000円 | 約49,000円 | 約1,220マイル | 約980マイル |
| 600万円 | 約77,000円 | 約69,000円 | 約1,540マイル | 約1,380マイル |
| 700万円 | 約108,000円 | 約86,000円 | 約2,160マイル | 約1,720マイル |
| 800万円 | 約131,000円 | 約120,000円 | 約2,620マイル | 約2,400マイル |
| 900万円 | 約152,000円 | 約141,000円 | 約3,040マイル | 約2,820マイル |
| 1,000万円 | 約180,000円 | 約157,000円 | 約3,600マイル | 約3,140マイル |
| 1,500万円 | 約395,000円 | 約380,000円 | 約7,900マイル | 約7,600マイル |
※ 限度額は給与収入のみ・社会保険料控除のみを前提とした概算です。実際の限度額は住民税の地域差・各種控除(医療費・住宅ローン・iDeCo等)で変動します。
条件が変わると、早見表の数字はこう変わる
上の表は「JALふるさと納税」×「JALカード決済」×「ショッピングマイル・プレミアム加入」の3つがそろった場合の数値です。1つでも欠けると次のように下がります。
| 決済のしかた | 積算レート | 早見表との関係 |
|---|---|---|
| JALふるさと納税 × プレミアム加入 | 100円=2マイル | 上表のとおり |
| JALふるさと納税 × プレミアム未加入 | 200円=2マイル | 上表の半分 |
| 他ポータル × プレミアム加入 | 100円=1マイル | 上表の半分 |
| 他ポータル × プレミアム未加入 | 200円=1マイル | 上表の4分の1 |
自分がどの行にいるかを先に確かめてください。年収を上げるより、決済先を変えるほうが早くマイルが増えるのが、いまの構図です。年収500万円帯の方が決済先をJALふるさと納税に変えると、約610マイル→約1,220マイル。これは年収700万円帯の人が他のポータルで払ったときの約1,080マイルを上回ります。
なお、JALカードを紐づけたApple Pay・QUICPay・各種コード決済は特約店マイルの対象外です。カード番号を入力して決済する必要があります。
もう1つの選択肢:楽天カードで「5と0のつく日」を取る
マイルではなく楽天ポイントを取りに行く道もあります。楽天ふるさと納税で楽天カードを使い、「5と0のつく日」にエントリーするやり方です。ポータル独自のポイントは2025年10月に廃止されましたが、カード側の付与は残っているためで、JALの特約店マイルと同じ構図です。
年収700万円帯(限度額10.8万円)で並べると、次のようになります。
| 決済の組み合わせ | 貯まるもの | マイル単価3〜4円での価値 |
|---|---|---|
| JALふるさと納税 × JALカード | 2,160マイル | 6,480〜8,640円相当 |
| 楽天ふるさと納税 × 楽天カード(5と0のつく日) | 約3,080ポイント | 3,080円相当 |
ポイント数だけなら楽天のほうが多いのに、価値では逆転します。分かれ目は1マイルをいくらで使うかで、3,080 ÷ 2,160 = 約1.43円が損益分岐点です。家族旅行の早割航空券に充てるならマイル単価は3〜4円になるので、JALが上回ります。
ただしマイルは使ってはじめて価値になります。飛行機にほとんど乗らない方なら、1ポイント1円で日用品にも使える楽天のほうが確実です。貯めたマイルを旅行に変える予定があるか——ここで選んでください。
楽天側は開催日ごとのエントリーが必要です。また+1倍の特典2つはそれぞれ月間1,000ポイントで頭打ちで、1か月に10万円を超えて寄附するほど実質の還元率が下がります。詳しい内訳は楽天カード「5と0のつく日」の3%とJALカードの比較で確認できます。
JALカードSuica CLUB-Aの全容・ショッピングマイル・プレミアム年会費の損益分岐点については、メイン記事で詳しく解説しています:CLUB-A 2枚で年2万マイル。プレミアムの損益分岐点も
どれくらいのマイルで何ができる?「どこかにマイル」基準で考える
「マイルって何マイル貯めればいいの?」と迷う方向けに、JAL会員向けサービス「どこかにマイル」を基準に整理します。
どこかにマイルの仕組み
JAL会員が1名往復7,000マイルでJAL国内線特典航空券に交換できるサービスです。申し込み時に4つの空港候補が表示され、その中から3日以内に1つが確定します。行き先を事前に選ぶことはできません。
「行き先はおまかせ、その代わり少ないマイルで行ける」という仕組みです。私はこれを使って2回、妻は1回、それぞれ旅行しました。
家族で使えるのか、必要マイルは何マイルかは別記事で確認できます。
詳しくはこちら:どこかにマイルは満3歳から大人と同じ7,000マイル。家族で3回使った注意点 公式情報はこちら:JAL どこかにマイル
年収別の「どこかにマイル」貢献度
ふるさと納税のJALカード払いだけで、どこかにマイル(1名往復7,000マイル)にどれだけ近づけるかを試算しました(独身または共働きの単純前提)。
| 年収 | JALマイル(年) | どこかにマイル7,000への貢献 |
|---|---|---|
| 400万円 | 約840マイル | 約12% |
| 500万円 | 約1,220マイル | 約17% |
| 700万円 | 約2,160マイル | 約31% |
| 1,000万円 | 約3,600マイル | 約51% |
| 1,500万円 | 約7,900マイル | 約113%(1名分を超える) |
つまり、年収700万円帯ならふるさと納税だけで「どこかにマイル」の約31%を毎年積み上げられる計算です。これに日常決済(私の場合は年間約2万マイル)が加われば、家族世帯では1年で「どこかにマイル」の交換マイルに届きます。
見逃せないのは年収1,500万円帯で、限度額をJALふるさと納税で払い切るだけで「どこかにマイル」1名分(7,000マイル)を単年で超えます。特約店になる前は約56%だったので、「半分」から「1回ぶん」に変わったことになります。
年収500万円帯のシミュレーション
人数ボリュームが最も大きい年収500万円帯から具体的に試算します。
限度額の目安
| 家族状況 | 限度額の目安 |
|---|---|
| 独身(または共働きで配偶者控除なし) | 約61,000円 |
| 配偶者控除あり(妻の給与年収136万円以下・2026年分) | 約49,000円 |
| 配偶者控除あり+子1人(16歳以上の扶養) | 約45,000円 |
JALカード払いに切り替えた場合のマイル獲得
JALふるさと納税での決済、ショッピングマイル・プレミアム加入時(100円=2マイル):
- 独身:61,000円 → 約1,220マイル
- 配偶者控除あり:49,000円 → 約980マイル
他のポータルで払った場合は、それぞれ約610マイル・約490マイルです。
何ができるか
獲得マイル1,200前後では、それだけで特典航空券に交換するのはまだ難しい数字です。しかし、日常決済(電気・ガス・通信・スーパー)をJALカードに集約すれば、年間1万マイル前後が積み上がります。ふるさと納税ぶんが2倍になったことで、この年収帯でも「どこかにマイル」1名分の約17%を、寄附のついでに確保できるようになりました。
つまり、年収500万円帯の方でも、日常決済+ふるさと納税JALカード払いの組み合わせで、年1回の家族特典航空券(国内往復)に届く規模になります。
年収500万円帯の典型的な家族像
- 30代前半・1児のパパママ世帯
- 共働き(妻も給与所得あり)または妻が育休中
- 住宅ローンを組んだばかり
このゾーンは、ふるさと納税限度額が限定的だからこそ、「JALカード払いに集約してマイルに変える」発想が現実的な選択になります。
年収700万円帯のシミュレーション(メインターゲット)
ここからが本記事のメインターゲット、年収700万円帯です。私自身もこの年収帯(年収780万円程度)にいるため、実例も交えて解説します。
限度額の目安
| 家族状況 | 限度額の目安 |
|---|---|
| 独身(または共働きで配偶者控除なし) | 約108,000円 |
| 配偶者控除あり(妻の給与年収136万円以下・2026年分) | 約86,000円 |
| 配偶者控除あり+子1人(16歳以上の扶養) | 約83,000円 |
JALカード払いに切り替えた場合のマイル獲得
JALふるさと納税での決済、ショッピングマイル・プレミアム加入時(100円=2マイル):
- 独身:108,000円 → 約2,160マイル
- 配偶者控除あり:86,000円 → 約1,720マイル
他のポータルで払った場合は、それぞれ約1,080マイル・約860マイルです。
私の実例①:年収780万円・妻育休中(2026年)
2026年5月時点の我が家のケースです。
- 私の年収:約780万円
- 妻:育休中(2025年6月出産→2026年も継続中)
- 配偶者控除:適用(妻の合計所得が要件以下のため)
- マッチング拠出:月5,000円(2026年10月分から月22,000円に増額)
- 2026年のふるさと納税予定限度額:約110,000円
我が家は限度額を1枚のカードに寄せていません。年5万円ほどをJALカードで払い、残りは楽天ふるさと納税で楽天カードを使うという分け方です。
| 払い方 | 金額 | 得られるもの |
|---|---|---|
| JALカード(楽天ふるさと納税・ふるさとチョイス) | 約5万円 | 約500マイル |
| 楽天カード(楽天ふるさと納税・5と0のつく日) | 約6万円 | 約1,800ポイント |
これを全額JALふるさと納税+JALカードに寄せると約2,200マイル。「どこかにマイル」7,000マイルの約31%にあたります。マイル単価3〜4円で見れば6,600〜8,800円相当で、いまの組み合わせ(約500マイル+1,800ポイント=約3,300〜3,800円相当)を上回ります。寄附額も自己負担2,000円も変わらず、変えるのは決済の組み合わせだけです。
私の実例②:年収790万円・共働き時(過去最大年)
過去9年で最も大きかった単年の限度額は約126,000円でした。当時の状況です。
- 私の年収:約790万円
- 妻:共働き・正社員(配偶者控除なし)
- 控除:マッチング拠出年60,000円のみ
→ JALカード払いで約1,260マイル獲得(当時は特約店になる前なので100円=1マイルです)。いまと同じ限度額をJALふるさと納税で払えば、約2,520マイルになる計算です。
私の場合、夫の年収はほぼ変わっていないにもかかわらず、2025年(共働き)の限度額12万円強と、2026年(妻育休中=配偶者控除発生)の限度額約11万円で1〜1.5万円の差が出ます。これは「配偶者控除が増えると、所得税・住民税が減るため、ふるさと納税限度額も連動して下がる」というメカニズムによるものです。
育休中の配偶者控除と限度額の関係は別記事で詳しく解説しています:1〜12月ずっと育休なら限度額はゼロ。妻・夫・復職年の3パターンで試算
年収1,000万円帯のシミュレーション
最後に、ふるさと納税のメリットが最大化される年収1,000万円帯です。
限度額の目安
| 家族状況 | 限度額の目安 |
|---|---|
| 独身(または共働きで配偶者控除なし) | 約180,000円 |
| 配偶者控除あり(妻の給与年収136万円以下・2026年分) | 約157,000円 |
| 配偶者控除あり+子1人(16歳以上の扶養) | 約153,000円 |
JALカード払いに切り替えた場合のマイル獲得
JALふるさと納税での決済、ショッピングマイル・プレミアム加入時(100円=2マイル):
- 独身:180,000円 → 約3,600マイル
- 配偶者控除あり:157,000円 → 約3,140マイル
他のポータルで払った場合は、それぞれ約1,800マイル・約1,570マイルです。
何ができるか
年収1,000万円帯になると、ふるさと納税限度額だけで「どこかにマイル」(7,000マイル)の約51%。寄附1年ぶんで、旅行1回の半分が埋まります。日常決済(年間2万マイル前後)を加算すれば、家族3人分の「どこかにマイル」(合計21,000マイル)に1年強で届く規模です。
このゾーンは「限度額が大きい」「ふるさと納税ならではの返礼品も選びやすい」というメリットが大きく、JALカード払いの恩恵を最大限享受できる年収帯です。
限度額が変動する5つの要素
ここまで「給与収入のみ」を前提に試算してきましたが、実際の限度額は家庭の状況・各種控除で変動します。主な変動要素を整理します。
① 配偶者控除・配偶者特別控除
最も大きな変動要素です。
- 妻が育休中:合計所得が58万円以下なら配偶者控除(夫の所得から38万円控除)→ 限度額が下がる
- 共働き正社員:妻に給与所得あり、配偶者控除なし → 限度額は変わらない
- 妻が時短勤務:年収に応じて配偶者特別控除が段階適用 → 限度額が一部下がる
我が家の場合、2025年(共働き)から2026年(妻育休中)への移行で、限度額が約1〜1.5万円減少しました。
② iDeCo・マッチング拠出(小規模企業共済等掛金控除)
iDeCoやマッチング拠出による所得控除を受けると、その分だけ課税所得が減り、ふるさと納税限度額も連動して下がります。
私の場合、マッチング拠出は2026年9月分まで月5,000円・年60,000円でした。年60,000円の場合:
- 所得税の節税効果:約12,000円(所得税率20%として)
- 住民税の節税効果:約6,000円
- ふるさと納税限度額への影響:約1,200円減少
「限度額が減るのは損では?」と感じるかもしれませんが、節税効果(年18,000円)は限度額の減少(約1,200円)の約15倍あるため、トータルではプラスです。
2026年10月分からは、マッチング拠出を月22,000円(年264,000円)に増やしました。年264,000円になると、節税効果は年79,200円、限度額の減少は同じ計算で約5,300円です。掛金を増やした年は、限度額シミュレーションに入れる掛金を「その年に給与から引かれた合計」に直すと、寄付しすぎを防げます。
マッチング拠出を増やした判断の過程は別記事にまとめています:iDeCoに切り替えなかった決め手は、手数料年2,232円と社内申請5分
マッチング拠出とiDeCoは、2026年4月の上限撤廃で判断軸が変わりました。損益分岐点の試算はこちら:規約・拠出額・元が取れる残高。マッチング拠出とiDeCoを決める3つの軸
③ 住宅ローン控除
住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)を受けている方は、ふるさと納税の住民税控除部分が縮小することがあります。
ただし、これは「ふるさと納税ワンストップ特例を使った場合」の問題が中心です。確定申告を行えば、ふるさと納税は所得税側でも還付されるため、住宅ローン控除との干渉を最小化できます。
住宅ローン控除を受けている方は、ワンストップ特例ではなく確定申告を選ぶことを検討してください。
④ 医療費控除
産前産後の費用(出産費用・新生児の医療費・予防接種など)が年10万円を超える年は、医療費控除を受けることになります。これも所得税・住民税が下がるため、ふるさと納税限度額も連動して下がります。
私の場合、2025年は妻の出産があり、医療費控除との兼ね合いで限度額計算をその年だけ慎重に見直しました。
⑤ 生命保険料控除・地震保険料控除
これらも限度額に影響しますが、年間数百円〜数千円程度の減少にとどまるため、多くの方は無視できる影響度です。
私の9年実例:入社1年目の15,000円から年12.6万円まで
ここから本記事の独自視点として、私の9年間のふるさと納税限度額のリアルな推移を公開します。
9年分のふるさと納税限度額推移
| 年 | 状況 | おおよその年収 | 限度額 |
|---|---|---|---|
| 1年目(入社年) | 4〜12月のみ稼働 | 約200万円弱 | 約15,000円(余裕を見て) |
| 2年目(フル稼働1年目) | 単身 | 約290万円 | 約28,000円 |
| 3〜5年目 | 単身→結婚(共働き) | 350〜500万円 | 35,000〜60,000円 |
| 6〜8年目 | 共働き(妻正社員) | 550〜790万円 | 80,000〜126,000円 |
| 2025年(9年目) | 共働き→出産→妻育休へ | 約780万円 | 約120,000円強 |
| 2026年(10年目) | 妻育休継続 | 約780万円 | 約110,000円(予定) |
入社1年目(15,000円)の判断
私はふるさと納税を入社1年目(4月入社)から始めました。その年の年収は4月〜12月分のみで約200万円弱だったため、限度額の正確な計算が難しく、「余裕を見て15,000円」からスタート。
リスクは、限度額を超えた分は自己負担になることです。1年目は「とにかく一度やってみる」を最優先し、安全側に振りました。
2年目(28,000円)からフル稼働
2年目は通年で稼働した最初の年で、年収約290万円。限度額の目安は約28,000円でした。この年から徐々に限度額に近づける運用に変えました。
共働き時の最大値:12.6万円
過去9年で最も大きかった限度額が、夫790万円+妻共働きの年で約126,000円。当時は2人とも所得税率20%帯で、ふるさと納税の節税効果も大きかった年でした。
2026年予定:11万円(妻育休中)
2026年は妻が引き続き育休中のため、配偶者控除が発生し、限度額は約110,000円の予定。共働き時より約1〜1.5万円減少しています。
9年累計で得たもの
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 9年累計のふるさと納税額 | 約60〜70万円相当 |
| 9年累計の自己負担 | 約2,000円×9年=約18,000円 |
| 9年累計のJALマイル | 累計マイル残高約15万のうち約4,000〜6,000マイルがふるさと納税分(すべて100円=1マイル時代の実績) |
| 9年累計の返礼品価値 | 寄附額の3割で約18〜21万円相当 |
9年間ふるさと納税を継続してきた最大の価値は「実質負担2,000円で、約20万円相当の返礼品を得てきた」こと。これに加えて、JALカード払いに切り替えてからはマイルも積み上がっています。
なお上の約4,000〜6,000マイルは、すべて特約店になる前の実績です。同じ9年分をJALふるさと納税で払っていれば約8,000〜12,000マイル、つまり「どこかにマイル」1〜2名分の差になっていた計算になります。
限度額計算の基本やワンストップ特例の手順は別記事で解説しています:11月までに7〜8割、12月に残り。確定申告は実時間40〜50分だった
限度額を「使い切る」工夫:年末5,000円駆け込み返礼品
私は初年度(限度額計算が不確実だった年)を除き、毎年限度額を全額使い切る派です。
なぜ使い切るか
ふるさと納税限度額は「使わなければ消える権利」です。1万円残せば、1万円分の返礼品(実質的に3,000円相当の品)を得るチャンスを失います。
「余裕を持って8〜9割にとどめる」派も一理ありますが、計算精度を上げれば、限度額を超えるリスクは最小化できます。
年末の5,000円駆け込み返礼品
12月になると、残りの限度額が「あと5,000円」「あと8,000円」と中途半端な金額になることがあります。この時、私が使う技が「5,000円返礼品」です。
2025年12月に注文した実例:
- あまおうサイズ色々 約570g(福岡県太宰府市、5,000円):2026年3〜4月発送予定。春の家族の旬果物として
- 福岡県太宰府市のあまおうを楽天市場で見る →(※2025年注文時の5,000円サイズは終売したため、太宰府市の現行あまおう返礼品の一覧にリンクしています)
- 高豊丸 天然本マグロ 切り落とし 200g(高知県室戸市、5,000円):刺身や海鮮丼にすぐ使える小分け冷凍
5,000円返礼品は限度額の調整弁として優秀で、「あと5,000円使い切りたい」場面で必ず役立ちます。
探し方のコツ
- 楽天ふるさと納税・ふるさとチョイスの絞り込みで「価格5,000円」を指定
- 自分の食卓に普通に登場する食材(果物・魚・米など)を選ぶ
- 配送時期を翌年春以降に指定できると、家計のリズムに合う
マイルの活用実例:累計15万マイルで実現した家族の旅行体験
ここまで貯めたマイルを実際にどう使っているか、我が家の実例を公開します。
現在のマイル状況(2026年5月時点)
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 夫婦合算の累計JALマイル | 約15万マイル |
| 内訳:日常決済 | 年間約2万マイル × 数年分 |
| 内訳:ふるさと納税 | 年間約1,000〜1,500マイル × 数年分(年によってJALカードと楽天カードの配分が違うため幅があります) |
| 内訳:フライト | 国内・海外便の搭乗マイル |
「どこかにマイル」で実現した旅行3回
夫婦で合計3回、「どこかにマイル」(1名往復7,000マイル)を使いました。
| 誰が | いつ | 行き先 |
|---|---|---|
| 私 | 独身時代 | 札幌 |
| 私 | 2025年9月 | 長崎 |
| 妻 | 2026年4月 | 札幌 |
長崎は出生時育児休業(21日間)を取得した後のリフレッシュでした。妻の札幌は出産から約10ヶ月後、育休中の旅です。いずれも片方が子どもと自分の実家にいるときに、残ったほうが行っています。
友人にも勧めたところ、10月に熊本へ行ったと報告がありました。
男性育休の実体験は別記事で確認できます:育休21日で給付金26万円。手取り10割でも見落とした3つの盲点 候補の引き直し方や子連れで使うときの注意点はこちら:満3歳から大人と同じ7,000マイル。キャンセルしてもマイルは戻らない
これからの旅行プラン
夫婦で話している次のマイル旅行先:
- 宮古島(再訪):2026年2月に有償で行ったが、家族3人とも気に入ったため再訪希望
- 北海道(函館):妻が札幌の良さを語り、私も興味を持ったエリア
「ふるさと納税のJALカード払い」が、家族の旅行計画の原資になっています。
宮古島の家族旅行の実体験は別記事で確認できます:生後8か月の宮古島。2月を選んだ理由と2泊3日の旅程
夫婦の決済比率(参考)
我が家のJALカード決済比率は、現在夫9:妻1です。妻のJALカードSuica CLUB-Aは家族JGC会員の招待と同時に発行されたばかりのため、まだ夫の決済中心の状態。今後、妻側の決済比率も徐々に上げて夫婦合算のマイル獲得スピードを加速させる予定です。
返礼品の代表例(人事9年目の選び方のコツ)
最後に、2025年に注文した返礼品の代表例と、9年間で固まった「選び方のコツ」を共有します。
その前に1点。2026年10月に、返礼品のルールが変わりました。同じ品でも必要な寄附金額が上がるか、内容量が減る可能性があり、区域外加工のセット品は受付終了になることもあります。下の実例のうち、ちりめんじゃこ・銀だらの西京漬け・カニ身セットの3品は、10月5日までに寄附金額が1,000〜1,500円上がりました(内容量は同じ)。一方でカード決済で貯まるマイルは、この改正の影響を受けません。しかも2026年7月17日からはJALふるさと納税での決済が2倍になりました。返礼品で取り返せる幅が狭くなる年に、決済で取り返せる幅だけが広がったことになります。
選び方の4つのコツ
- 小分けで使い切りやすい:1パックで一度に使い切る品は、家族世帯では消費が大変
- 家族(特に離乳食期の子)で消費しやすい:生後10ヶ月の息子の離乳食にも応用できる品
- 調理が簡単:仕事で忙しい平日でも家族で食卓を囲める品
- 近所のスーパーで買えない品:ふるさと納税ならではの希少性・地域性
実例①:ちりめんじゃこ 700g(愛媛県西予市)
- ジャンル:海産物
- 内容:70g×10パックの小分け(個包装)
- 良かった点:小分けで少しずつ使える。子どもの離乳食(お粥に混ぜる)にも大活躍。大人もご飯にかけて朝食にできる
- 選び方軸:小分け+離乳食活用
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実例②:銀だらの西京漬け 約90g×10枚(千葉県勝浦市)
- ジャンル:海産物
- 内容:1切れずつ個包装で冷凍
- 良かった点:グリル(またはフライパン)で焼くだけでおかずが1品完成。普段あまり料理をしない男性でも作りやすい
- 選び方軸:小分け+調理が簡単
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実例③:種子島生まれ黒毛和牛 切り落とし 200g×5パック(鹿児島県西之表市)
- ジャンル:肉
- 内容:5パックの小分け
- 良かった点:妻がカレー・肉じゃが・野菜炒めで活用。届くものによっては焼肉に使える厚みのパックもあり(バラツキあり)
- 選び方軸:小分け+多用途
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実例④:愛果28号 約5kg(愛媛県松山市)
- ジャンル:果物
- 内容:「紅まどんな」と同品種の柑橘
- 良かった点:近所のスーパーで手に入らない品種。普通のみかんとは別物と感じるほどの甘味
- 選び方軸:近所で買えない希少性
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実例⑤:香住ガニ カニ身セット 600g(兵庫県香美町)
- ジャンル:海産物
- 内容:むき身、かにみそ、かに酢付き
- 良かった点:冬の鍋に入れて家族3人で堪能。1パックの容量が多いため、鍋の翌日の雑炊にも使える
- 選び方軸:家族で消費しやすい+多用途
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5つに共通していること
5品を並べてみると、共通点が見えます。
- 全て小分け or 個包装
- 「冷凍」「常温保存可」の品が多い(届く時期を気にせず使える)
- 家族3人での消費を前提にした分量
人事として制度を整備する仕事をしていると、「仕組みで楽になる選択」を自然と選びがちです。返礼品選びも同じで、「届いてからの手間が少ない」品を選ぶことで、限度額を毎年無理なく使い切れています。
まとめ:限度額×JALカード払いで「マイル+旅行体験」を設計する
最後に本記事の要点を整理します。
年収帯別のふるさと納税限度額×JALマイル早見表(再掲)
| 年収 | 限度額(独身/共働き) | JALふるさと納税で決済 | 他ポータルで決済 |
|---|---|---|---|
| 500万円 | 約61,000円 | 約1,220マイル | 約610マイル |
| 700万円 | 約108,000円 | 約2,160マイル | 約1,080マイル |
| 1,000万円 | 約180,000円 | 約3,600マイル | 約1,800マイル |
限度額は5要素で変動する
- 配偶者控除(育休中の妻のケース)
- iDeCo・マッチング拠出
- 住宅ローン控除
- 医療費控除
- 生命保険料・地震保険料控除
9年実例から得た学び
- 入社1年目の15,000円から、現在は年11〜12.6万円までスケール
- 累計約60〜70万円のふるさと納税で、約20万円相当の返礼品+約4,000〜6,000マイル(100円=1マイル時代の実績)
- 2026年7月17日からJALふるさと納税での決済は100円=2マイル。寄附額を変えずにマイルだけを倍にできる
- 自己負担は9年累計で約18,000円のみ
限度額を使い切る工夫
- 全額使い切る派が経済的に最適
- 年末の5,000円返礼品(あまおう・本マグロなど)が調整弁として優秀
マイルの活用実例
- 累計約15万マイルで、「どこかにマイル」(1名往復7,000マイル)の旅行を夫婦で計3回実現
- 次は家族で宮古島再訪・函館を計画
返礼品の選び方
- 小分け/離乳食活用/調理簡便/希少性の4軸
「ふるさと納税限度額の現金支払い」を、JALカード払いに切り替えるだけで、「マイル+旅行体験」に変わります。さらに決済先をJALふるさと納税にすれば、同じ寄附額のままマイルは2倍です。年収500万円帯の方でも、日常決済と組み合わせれば年1回の家族特典航空券に届く規模になります。
JALカードSuica CLUB-A|ふるさと納税の決済を変える
2025年10月の独自ポイント禁止以降、ふるさと納税の決済はカード還元率の勝負です。JALカードSuica CLUB-A(年会費11,000円)は私が夫婦2枚運用しているメインカードで、JGC加入要件を満たしながらふるさと納税限度額をマイル+旅行体験に変えられる本命の1枚です。
JALカードを公式サイトで確認する →注:マイルの積算条件は2026年9月時点、限度額の試算は2026年5月時点の情報に基づきます。ふるさと納税限度額の試算は概算で、実際の限度額は住民税の地域差・各種控除の状況で変動します。最新情報や正確な限度額は次の参考サイトもご確認ください。
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マネパパ
30代会社員・人事企画部門・JGCホルダー。従業員持株会を入社9年目に停止し、インデックス投資(新NISA・iDeCo)に全面移行。 マイルで乳幼児連れリゾート旅行を実践中。数字とリアルにこだわった発信を心がけています。
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